概要

ビジョン

AIは医療を大きく変える可能性を秘めています。しかし、AIの医療応用を実現するには、AI研究者だけでは不十分です。医師がAIの判断を理解し納得できること、医療データ特有の課題に対処できること、そして研究成果を社会に届ける仕組みがあること。これらすべてが揃って初めて、信頼できる「医療×AI」が実現します。

本プロジェクトでは、大阪公立大学の情報学・医学の研究者と、九州大学のAI研究者と、世界最大規模のAI研究機関であるドイツ人工知能研究センター(DFKI)が連携し、「予測」「ゲノム解析」「説明可能AI」「大規模言語モデル応用」の4つの柱で医療AIの研究開発に取り組んでいます。情報学と医学、日本とドイツ、教員と学生が重なり合う「重層型ネットワーク」を通じて、医師が納得できるAI技術の構築を目指します。

人材育成においては、「X型国際人材育成」を特色としています。これは、たとえば一方の国で修士号を取得した学生が、もう一方の国で博士課程に進学するといった、国境を越えて学位の段階を上がっていく仕組みです。従来の短期派遣・帰国型(Uターン型)とは異なり、両国の組織を人材交換によって織り込み一体化することで、両国に根差した強固な研究ネットワークを形成します。

また、研究成果を論文にとどめず、社会に届けることも重要な目標です。DFKIはこれまでに100を超えるスタートアップを生み出してきた実績を持ちます。この知見を活かし、学生や若手研究者が自らの研究成果をもとにスタートアップを創出する機会を提供します。

本プロジェクトは、JSTが主導する先端国際共同研究推進事業 ASPIRE の支援を受けています。

メンバー

大阪公立大学

九州大学

DFKI